・生石灰の特徴
生石灰は水と激しく反応して吸収、発熱するため、乾燥剤に用いられるほか、発熱を利用してお弁当や缶入り清酒の加温剤としても使用されています。
その反応の激しさから、密閉せずに放置しておくと、空気中の水分を吸収して消石灰になります。
水と反応した際に消石灰ができるため、水溶液はアルカリ性となります。
A 型シリカゲルは、二酸化ケイ素の微粒子が緻密に集っていて、1gあたり700~800㎥という広大な表面積を持っています。そして、この表面に無数のシラノール基(水の分子等と結合しやすい基)がある為、水と性質の近い物質を選択的に吸着します。
このように A 型 は、シラノール基による化学的吸着力によって、各種の極性分子を選択的に吸着します。
A型シリカゲルはB型シリカゲルに比べると細孔の径が小さい為、低湿度時の吸湿力が非常に優れています。
主に食品、電子部品、医薬品等の乾燥剤に使用されております。
吸湿スピードが非常に早く、1日室内に置いておくだけで吸湿力を失うほどであるため、密閉された容器や包装以外の用途では不向きです。
また、放湿に150℃以上の高温を要するため、電子レンジ等を使用しないと再利用することができなくなっております。
乾燥剤・ドライフラワー・クロマトグラフィー・ガス吸着・脱水(液体の乾燥)・香料剤担体・防カビ剤担体 ・肥料など
乾燥剤・ドライフラワー・クロマトグラフィー・湿度インジケーターなど
B 型シリカゲル は、二酸化ケイ素の微粒子が緩やかに集まっている為、表面積は1gあたり500~600㎥とやや小さくなっています。
この為、シラノール基による化学的吸着よりも、微粒子間の間隙への毛細管現象による物理的吸着の力が優先的に働きます。
物理的な吸着力は緩やかなので、 B 型シリカゲル は低湿度に置くと、吸着していた水分を徐々に放湿する「呼吸作用」を持っています。
B型シリカゲルはA型シリカゲルに比べると、細孔の経が大きいため、低湿度時の吸湿はA型より劣るものの、高湿度時の吸湿力が非常に優れています。
さらに湿度が下がると自力で放湿をはじめるため、床下、楽器、家庭用などの調湿剤として使用されております。
常に湿度が高い空間では放湿することができませんが、湿度の低い日に天日干しを行うことで放湿することができます。
乾燥剤・湿度調整・ピアノ調湿・クロマトグラフィー・ガス吸着・脱水(液体の乾燥)・香料剤担体・防カビ剤担体・肥料など
生石灰(せいせっかい、きせっかい)とは石灰石を加熱(焼成)し 、主成分である炭酸カルシウムから二酸化炭素が放出されることで得られる物質 になります。
生石灰は水と激しく反応して吸収、発熱するため、乾燥剤に用いられるほか、発熱を利用してお弁当や缶入り清酒の加温剤としても使用されています。
その反応の激しさから、密閉せずに放置しておくと、空気中の水分を吸収して消石灰になります。
水と反応した際に消石灰ができるため、水溶液はアルカリ性となります。
製鋼用・乾燥剤・浄水場のph調整または、赤水防止や汚泥処理・下水道や廃水処理・ヘドロ処理・肥料用・ゴミ焼却場の有害ガス除去・生ゴミや畜産糞尿処理・建材用・土質安定処理・ガラスやソーダ工業・製紙工業
消石灰は水に少し溶け、その水溶液(石灰水)は強いアルカリ性となります。そのため、酸性土壌や酸性河川の中和に用いられるほか、こんにゃくの凝固材としても使用されています。
密閉せずに放置しておくと、空気中の二酸化炭素を吸収して、炭酸カルシウムになります。
浄水場のph調整または、赤水防止や汚泥処理・上下水道や廃水処理・化学用(石油化学、食品化学)・公害防止用(酸性排ガス除去)・食品添加用アルカリ源・肥料、消毒用(豚熱や鳥インフルエンザ、口蹄疫 etc)・土質安定処理、建材用
各種石灰及び原料を機械の力で圧力をかけ人工的に粒にした「造粒品」になります。
主に肥料用として幅広い分野で使用されております。
生石灰
消石灰